FXの検証を行う際は、どれくらいの期間で行えば良いか悩んだことはありませんか？
本記事では、検証重視のトレーダーである僕が、FXの検証に最適だと思う期間について解説していきます。
FX歴3年目の渚です！
トレードスタイルは検証重視のメカニカルトレードで、MQL4のプログラミングやTradeTrainerを利用して、検証を行っています。
普段のトレードではAxioryを使用し、自身で開発した手法により4ヶ月で資金を30万円から150万円までに増やすことに成功したこともあります。
その時の記事もあるのでぜひ読んでください
現在はFintokeiにて資金5,000万円でトレード中・・・・
検証期間は「必要な検証回数」から逆算する
FXで必要な検証期間は、必要となる検証回数から逆算するのが良いでしょう。
そこでここでは、FXの検証ごとに必要なトレード回数について以下の観点から解説していきます。
- 検証の目的を達成できる回数が必要
- 統計学的な視点で検証を行う
【主観的な側面】自分の手法を信頼できる回数が必要
主観的な側面でいうと、自分の手法を信じられるぐらいまで検証を行うべきでしょう。
人によっては100回分のトレードサンプルがあれば、信じて運用し続けられるかもしれませんし、1000回分のトレードサンプルでもまだ信じられないという人もいるでしょう。
自分のトレード手法で連敗が続いた後であっても、変わらずにトレードルールを守り続けることができるかがポイントです。
【客観的な側面】統計学的な視点で検証を行う
客観的な側面でいうと、統計学的な視点で検証を行いましょう。
統計学で有名な理論として「大数の法則」が挙げられます。
一見偶然に見える事象であっても、大量に観察されればその事象がある規則性をもって発生していることがわかります。例えば、サイコロを振って1の目の出る確率は、振る回数を増やせば増やすほど6分の1に近づいていきます。この法則を「大数の法則」といいます。
チューリッヒ公式HPより引用
トレード手法の優位性を活かすためにも、大数の法則を意識することは大切です。優位性とは、ランダムなトレード機会を提供している相場に存在する、勝てるパターンのことです。
優位性のあるトレード手法であっても、短期的な連敗は往々にしてあります。優位性は、長期的にトレードを行ってこそ、味方につけられるものです。
つまり、トレードの検証回数は基本的に多ければ多いほど、トレード手法本来の実力が発揮されることになります。
検証期間はどれぐらいがいいのか
では、FXの検証期間はどれくらいが良いのでしょうか。
- デイトレードの場合
- スイングトレードの場合
デイトレードの場合
デイトレードの場合、10年分の相場で検証を行うとよいでしょう。
まず最初の5年間で500個以上のトレードサンプルを集め、手法の有効性を検証します。
もし、トレード手法の期待値がプラスだった場合は、残りの5年間でフォワードテストすることをオススメします。
このフォワードテストで500個ほどのトレードサンプルを集めて、変わらずトレード手法が有効だった場合、初めてリアル相場で運用することをオススメします。
僕が使っている手法は、2016年から2021年の相場でトレード手法の検証を行った上で、2022年の相場で変わらず利益を上げられることが分かりました。
2016年～2021年
2022年（フォワードテスト）
現在、トレード手法の運用益を公開しているので、ぜひご覧ください。
スイングトレードの場合
スイングトレードの場合、過去20年間ぐらいの検証期間があるといいでしょう。
実際、スイングトレードの検証で、一つの通貨ペアで十分な数のトレードサンプルを集めることは難しいです。
僕は過去10年の相場でスイングトレードの検証を行ったことがありますが、10年で200程度のトレードサンプルが限界でした。
したがって、スイングトレードを行う際は、複数の通貨ペアで運用することを前提に、複数通貨ペアで検証するようにしましょう。
まとめ
ここまでFXの検証期間について解説してきました。
本記事の要点は以下の4つです。
- FXの検証期間は検証回数から逆算する
- 検証期間の主観的な目安は「自分の手法に自信が持てるようになるまで」
- 検証期間の客観的な目安は「大数の法則が働く程度にトレードサンプルがたまるまで」
- デイトレードの場合の適切な検証期間は10年程度
本ブログが使用しているFX業者はAXIORYです。使いやすいのでぜひ
