海外FXで詐欺にあってしまった!返金してもらうには?

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A男
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海外FX詐欺あったので返金してほしい

A子
A子

海外FX買いたいけど危ない業者とかある?

海外 FX と言えば「ハイレバレッジ」「豊富なボーナス」「ゼロカット」などの魅力的な側面が多く、国内FX業者から海外FX業者に乗り換えた方も多いのではないでしょうか。

海外FX業者は良質な業者もありますが、中にはユーザを騙すために様々な詐欺的な行為を働く悪質な海外FX業者があるのも事実です。

海外FX業者による詐欺にあってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。

そこでこの記事では以下の三つについて解説していきます。

  1. 海外FXの詐欺手口を口コミと合わせて解説
  2. 海外FX詐欺にあってしまった時の返金手段
  3. 安全な海外FX業者の選び方

海外FXの詐欺手口を口コミと合わせて解説

 ここでは過去に実際にあった海外FX業者による詐欺被害を、 その手口とともに解説していきたいと思います。

また実際に被害にあったユーザーによるTwitterからの口コミも合わせて紹介していきます。

海外FXの詐欺被害には以下の二つがあります

  1. マッチングアプリによる国際ロマンス詐欺
  2. ネズミ講による自動売買詐欺

マッチングアプリによる国際ロマンス詐欺

最近ではマッチングアプリを利用した国際ロマンス詐欺が横行しています。

国際ロマンス詐欺とは、外国人美男美女を装った詐欺師による人の恋愛感情を悪用した詐欺のことを指します。

最初はプライベートの話をしていたのにも関わらず、徐々に投資の勧誘やそれに付随した海外口座への入金を流してくるといった手口になっています。

この詐欺手口では、人の恋愛感情が悪用されているため、本人は詐欺被害に遭っていることをその当時は認識できず、後になってから詐欺被害にあっていたことを認識するパターンが多いです。 

自動売買ツールを悪用した海外FX詐欺

上記は国民生活センターから注意喚起されている自動売買ツールを媒介とした海外FX詐欺に関する概略図です。

【事例】利益が出ていたので追加で入金した。その後、出金を依頼したが「できない」と言われた。

インターネットの広告を見つけ、業者に資料を請求した。

その後、業者から電話がきて、「海外の業者がシステム開発したFX自動売買ソフトを限定500人に販売している。月15%ずつ増えていく」と説明されて契約した。

ソフト代約3万円を支払い、業者の指示で海外の業者の海外にある口座に約50万円を入金した。

パソコンにソフトを入れると海外の業者のホームページに自分のページができ、売買画面が出てきた。

順調に利益が出ていると、「上のランクのソフトがある」と言われて、さらにソフト代約5万円を支払い、口座に約300万円を入金した。

その後、ソフトを販売した国内の業者に、元金と同額の出金を依頼したが、「取引をすべて終了しなければ出金できない」と言われた。

業者は「我々はソフトの販売会社であり、海外の業者に仲介しているだけ」と言っている。解約して返金してほしい。

https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140619_1.html

ここで問題なのは以下の3点です。

  1. 自動売買ツールを販売した業者と海外FX業者の関連性が不明
  2. 自分の名義の口座ではなく、業者指定の口座に入金していること
  3. 「上のランク」の自動売買ツールを段階的にオススメしていること

そもそもFXにおいて自動売買ツールを使うこと自体は全く間違ったことではありません。

しかし、他人が作成した自動売買ツールの成績を鵜呑みにすることは大変危険です。

また、業者が指定した海外FX口座に入金を促してくる時点で詐欺を怪しむべきでした。

出金拒否されたからといって詐欺業者とは限らない

海外FX業者による詐欺被害の口コミとして一番多いのが、出金拒否にあったという口コミです。

しかしこれらの口コミはそのトレーダーが業者で定められた出金ルール従っていなかった可能性があると考えます。

海外FXにはマネーロンダリングを防止するためのアンチマネーロンダリング規制というものが設けられていることが多いです。

マネーロンダリングとは、違法に手に入れた資金の出所分からないようにするために、 複数の口座間の資金移動を繰り返すことを言います。

アンチマネーロンダリング規制ではこのようなマネーロンダリングが起こらないように入出金に関するルールを徹底しています。

海外FXにおいて入出金のルールで一番重要となってくるのが「入金と出金のルートを統一する」ということです。 

海外FXの入出金ルールは業者によって異なるため、利用する海外FX業者の入出金ルールをしっかりと確認しておく必要があります。

以下はAxioryの入出金ルールです。

Axioryの入出金ルール

①入金と出金のルートを統一する

②入金手段にクレジットカード入金が含まれていた場合は、クレジットカードによる出金を最優先する

 もし入出金ルールに反した入出金をしてしまうと、着金にものすごく時間がかかってしまうことがあるので注意する必要があります。

海外FX詐欺にあってしまった時の返金手段

 では海外FX詐欺に遭ってしまった時はどのような手段をとれば返金してもらえるのでしょうか。

まず前提として知っておかなければならないのは、海外FX業者を利用して詐欺にあってしまった場合はその業者に返金を求めることは大変難しいです。

無登録の海外所在業者は、業務の実態等の把握が難しく、仮にトラブルが生じたとしても業者への追及は極めて困難ですので、無登録業者との契約は行わないようにしてください。

金融庁

これは金融庁の公式ホームページからも分かるとおり、日本の金融ライセンスを取得していない海外FX業者に対して指導を行うことはできません。

もし日本の金融ライセンスを取得しているのであれば、詐欺行為が行われる前にその業者に対して金融庁かた監督や罰則をなどの措置をとることができます。

したがって日本の金融ライセンスを取得していない場合は、詐欺にあったとしても救済のしようがないというのが現状です。

その前提の上で、海外FX詐欺にあってしまった場合には以下の2つの手段を取ることを検討しましょう。

  1. 弁護士に相談
  2. 警察に相談

弁護士に相談

1つ目の手段は弁護士に相談することです。

弁護士に相談することで、民事的な被害の救済を求めることができます。 しかし弁護士に相談して民事的なアプローチで資金の返還を求めるためには、詐欺を行ったものの詳細な情報がある必要があります。

民事的に詐欺被害を回復する際に最低限必要な情報は以下の通りです。

詐欺集団側の情報
  • 氏名
  • 詐欺集団の居場所
  • 連絡先
  • 口座の振込先
被害者側の情報
  • 被害額に関する書類や資料
  • 詐欺集団との契約書
  • 詐欺集団への振込履歴
  • 被害にあった経緯

民事的に解決するためには、詐欺集団の身柄を抑えることが大前提になりますが、詐欺集団は本拠地を明らかにしていないケースが多く、居場所を突き止めることは困難です。

弁護士に相談する際は、海外FXの詐欺事例に精通した法律事務所などに相談するようにしましょう。

警察に相談

2つ目の手段は警察に相談することです。

しかしこの手段は刑事的な手続きになるため、詐欺被害が刑事事件として認められる必要があります。

つまり警察が動いてくれるためには、詐欺罪として立件される必要があります。

 詐欺罪が立件されるためには以下の要素を満たす必要があります。

詐欺罪の要件
  1. 人を欺く行為(欺罔行為)
  2. 欺く行為によって被害者が騙される(錯誤に陥る、事実と認識が一致しなくなる)
  3. 財産の引き渡しや処分が行われる、または財産上の利益が加害者へ移転する
  4. ①②③の間に因果関係がある

≫詐欺罪の構成要件に関する記事はコチラ(法律相談ナビ)

特に欺罔行為に関しては、客観的な事実として認められる必要があります。

詐欺罪が立件されるための条件は大変厳しいと言われており、刑事的な手段を用いて返金請求を行うことは現実的ではありません。

安全な海外FX業者の選び方

ここまで海外FX詐欺について解説してきました。

では安全な海外FX業者を選ぶためにはどうすれば良いでしょうか。

ここでは安全な海外FX業者を選ぶための基準を2つ解説します。

  1. 金融ライセンスを取得している
  2. ゼロカットが採用されている

その後、FXトレーダーとして活動している筆者がオススメする安全な海外FX業者についても解説していきます。

金融ライセンスを取得している

1つ目の基準は金融ライセンスを取得していることです。

FX業者のような金融商品取引業を行う際には、その国で発行している金融ライセンスを取得する必要があります。

筆者
筆者

例えば日本であれば金融庁のライセンスなどを指します。

金融ライセンスの難易度金融ライセンスの名称
レベル1(レベルA)NFA、FINMA、FSA
レベル2(レベルB)FCA、ASIC
レベル3(レベルC)CySEC、MFSA、FMA
レベル4(レベルD)BVIFSC、IFSC、FSA
各国の金融ライセンスの難易度

金融ライセンスにはその取得難易度に合わせてランク分けがされることもあり、難易度の高いライセンスを思っているほどその業者の信憑性が高いと言います。

一方で取得難易度の低いライセンスを持っていたとしても、その業者の信憑性の裏付けにはなりません。

したがって利用する海外FX業者がどの金融ライセンスを取得しているかを知っておくことは、その業者の安全性を図るためには必要な要素となっています。

その業者が取得している金融ライセンスを調べるにはWikiFXというサイトを利用するとわかりやすいです。

WikiFXにアクセスして、中央の検索バーに海外FX業者の名前を入力して、「検索」をクリックします。

この画面ではこの業者が取得している金融ライセンスを調べることができます。

≫WikiFXのサイトはコチラから

ゼロカットが採用されている

海外FX業者を選択する上で、その業者がゼロカットを採用するかどうかはかなり重要な要素になってきます。

国内FX業者では追証が採用されており、急激な値動きによってロスカットが間に合わなかった場合は借金を背負うことになります。

しかし海外FX業者では追証が請求されないので、ロスカットが間に合わなかったとしてもトレーダーが借金を背負うことはありません。

ハイレバレッジなトレードをする海外FXにとってゼロカットはまさにセーフティネットとなっています。

しかしこのセーフティネットであるゼロカットが採用されていないとなると、ただのリスクが高すぎる国内FX業者と同じになります。

したがって、海外FX業者を選ぶ際はゼロカットが採用されているかどうかをしっかりと確かめるようにしましょう。

まとめ

ここまで海外FX業者の詐欺について解説してきました。

このように海外FXを利用することによって、詐欺に遭うリスクは高まります。

しかし、安全性が高いことが確証されている海外FX業者を使用することによってこのリスクを回避することは可能です。

海外FX業者を選ぶ時は新しい業者に目移りするのではなく、長い間安全と評価されてきた海外FX業者を使うことが資産の安全性を守るためには必要になってきます。

安全性の面から言えば国内FX業者の方が確実に安全といえます。

しかし、国内FX業者ではレバレッジの低さが原因でトレードの幅が狭くなりがちです。

特に私が実際に使用している手法には海外FXのハイレバレッジの存在が必要不可欠になってきます。

海外FX業者を使いながら、うまくリスク管理をしていくことを目指していきましょう。

ちなみに筆者はAxioryを使用していますが、今のところノートラブルなのでオススメです!

≫AXIORYの公式HPはコチラです!

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