Trade Trainerを実際に使って分かったメリット・デメリットを徹底解説!

検証

裁量トレードやEAを実際の相場で利用した際に期待できるトレード成績を検証したい方にとって、検証ソフトは必須となるツールです。

さまざまな検証ソフトがある中で、Trade Trainer(トレードトレーナー)は多くのトレーダーに活用されており注目を集めています。

「他のソフトではなくTrade Trainerを選ぶメリットとは?」

「Trade Trainerにはデメリットはないのか?」

Trade Trainerと聞くと上記のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

結論として、Trade Trainerにはトレードの検証に役立つ機能が充実しており、かつ他の検証ソフトと比べて安価で購入できます。

この記事では、実際にTradeTrainerを利用して分かったメリット・デメリットについて以下の4つの項目で詳しく解説していきます。

  • Trade Trainerとは
  • TradeTrainerを活用する6つのメリット
  • TradeTrainerを使う際に注意したい3つのデメリット
  • まとめ

FX歴3年目の渚です!

トレードスタイルは検証重視のメカニカルトレードで、MQL4のプログラミングやTradeTrainerを利用して、検証を行っています。

普段のトレードではAxioryを使用し、自身で開発した手法により4ヶ月で資金を30万円から150万円までに増やすことに成功したこともあります。

その時の記事もあるのでぜひ読んでください

≫【検証済み】爆益実績ありのシンプルFX手法を大公開

現在はFintokeiにて資金5,000万円でトレード中・・・・

Trade Trainerとは

画像引用:Trade Trainer

Trade Trainer(トレードトレーナー)とは、MT4の環境で活用できる検証ソフトです。

価格は29,800円と有料ですが、バージョンアップが無期限で無償提供されたり、LINEの公式アプリによるサポートが充実していたりと安心して利用できます。

また日本語にも対応しているので、検証ソフトを使ったことがない初心者の方でも直感的に使うことが可能です。

Trade Trainerには体験版もありますので、購入するか迷っている方は、まずそちらから試されてはいかがでしょうか。

Trade Trainerの購入・体験版の利用はこちら

TradeTrainerを活用する6つのメリット

検証ソフトとしてTrade Trainer(トレードトレーナー)を活用するメリットとしては、以下の6点が挙げられます。

  • MT4上で使える
  • 複数チャートを同時に表示できる
  • 経済指標を確認しながら検証が可能
  • 検証結果の分析を詳細にできる
  • データの取得が簡単
  • 買い切りモデルで追加費用がかからない

その1:MT4上で使える

普段FXトレードの取引プラットフォームとしてMT4を利用している方も多いのではないでしょうか?

Trade Trainerは、普段使い慣れているMT4上で検証作業を行うことができます。

以下はMT4でTrade Trainerを起動した際の画面です。

MT4に標準搭載されているインジケーターを使った検証作業もできるので、メインの取引プラットフォームとしてMT4を使う方の検証作業には最適なのです。

またMT4にTrade Trainerを導入する手順も非常にシンプルです。

以下の記事でMT4にTrade Trainerを導入する方法を解説していますので、是非参考にしてください。

その2:複数チャートを同時に表示できる

Trade Trainerでは、最大10チャートまで複数通貨、時間足のチャートを表示することができます。

以下画面では、USDJPY(日足、1H)、EURJPY(1H)、EURUSD(1H)の4枚のチャートを同時に表示しています。

各通貨のチャートが連動して動くため、相関関係を見ながらより実践に近い形で検証を行うことができるのです。

その3:経済指標を確認しながら検証が可能

Trade Trainerでは、過去に発表された経済指標を確認しながら、検証作業ができます。

TradeTrainerのパネルにある「経済指標」をクリックすると、下記画像のように経済指標カレンダーが表示されます。

経済指標のイベントは日本語表示に対応しており、重要度の高さでフィルタリング表示することも可能です。

また経済指標の実績値(発表値)に関しては、検証時間に合わせてリアルタイムで表示される点もより実践に近い検証をしたい方には便利でしょう。

ファンダメンタルズ分析をトレードに取り入れたい方の検証に必須の機能が、TradeTrainerには備わっているのです。

その4:検証結果の分析を詳細にできる

Trade Trainerでは、html形式とExcel形式の2つの方法で検証結果を詳細に分析できます。

取引結果の詳細から、全体のトレードを通した勝率、利率、平均獲得/損失pipsに至るまで、検証結果を見直す際に重要な情報を分かりやすく表示できるのです。

実際にExcel形式で検証結果を表示してみました。

Excel形式の検証結果では、曜日・時間ごとの損益も確認できるので、取引手法が向いているタイミングや時間にも注目して分析作業を進められます。

その5:データの取得が簡単

検証ツールを使用する際には、通貨ごとの過去の価格推移データが必要になります。

MT4に標準搭載されているストラテジーテスターや、検証ツールとして幅広く使われているForex Tester(フォレックステスター)では、事前にデータを別途取得してツールに読み込まなければなりません。

しかし、Trade Trainerではデータを別途取得してくる必要はなく、検証設定時にチャートを表示すると自動で過去の価格データが読み込まれるのです。

シンプルな手順で検証作業を始められる点は、検証ツールを使い慣れていない方にとってはメリットであるといえます。

その6:買い切りモデルで追加費用がかからない

Trade Trainerの価格は29,800円と他の検証ツールと比べて比較的安価で、かつ買い切りモデルのため追加費用もかかりません。

たとえば、大手検証ツールForex Testerではツールの購入費用に加えて、別途価格データを購入しなければならず、全機能を利用するためには費用が約8万円までに上ります。

Trade TrainerはForex Testerと同等の機能を持ち、かつ低価格で検証作業を難なくこなすことができる検証ツールなのです。

Trade Trainerの詳細はこちらから

TradeTrainerを使う際に注意したい3つのデメリット

Trade Trainer(トレードトレーナー)には検証に役立つ便利な機能が充実していますが、使用する際には以下のデメリットに注意しましょう。

  • 検証途中にチャートを追加表示できない
  • 確定足ベースでの検証しかできない
  • チャートの自動スピードが1つのみ

その1:検証途中にチャートを追加表示できない

Trade Trainerでは検証途中にチャートを追加表示することができません。

例えば検証途中に他通貨ペアの価格はどうなっているのだろうと気になっても、確認するためには、検証を一度中断してもう一度設定からやり直さなければならないのです。

また検証を一度中断すると、チャートはMT4デフォルトのチャートに戻ってしまうので、表示していたインジケーターなどが消えてしまいます。

したがって検証時に必要になりそうなチャートは、設定中に全て表示しておく必要があるのです。

その2:確定足ベースでの検証しかできない(ティック単位ではない)

Trade Trainerでの検証時に表示できるローソク足は、すべて確定足ベースであり、ティック単位での表示ができません。

つまり1つのローソクが構成される過程を確認することはできないのです。

上位足で検証を行う際に、なるべく滑らかにローソク足を表示したい場合は、1分足や5分足なども同時に表示してなるべくティック単位に近い形になるようにしましょう。

その3:チャートの自動スピードが1つのみ

Trade Trainerでは、操作画面の「進むボタン」を長押しすると自動再生できますが、スピードは1段階のみで変更することができません。

自動再生のスピードは、おおよそ1分足において1秒間で約3本のローソク足が生成されるほどの速度です。

例えば、自作した自動売買ツールを使った長期間の検証データを取得したい場合に1つのスピードしかないと、検証作業に非常に長い時間がかかるのです。

疑似的にマウスを連打してくれる外部ツール「Lunatic Mouse」を導入することで速度を変更できますが、手間がかかる点はデメリットとして挙げられます。

まとめ

Trade Trainer(トレードトレーナー)について、検証で活用するメリット・デメリットについて詳しく解説してきました。

Trade Trainerにはトレードの検証に役立つ機能が豊富に備わっており、かつ他の検証ソフトと比べて安価です。

自動スピード段階が1つのみであったり、チャートを追加表示できなかったりとデメリットはありますが、解決策はあります。

日本語に対応しており、かつサポート体制も整っており、始めて検証をする方にもオススメの検証ツールなので、検証ツール選びで迷っている方はぜひ利用してみてください。